学校法人日本医科大学
日本医科大学 脳神経外科学教室 Nippon Medical School Department of Neurological Surgery
前部長のつぶやき

オオタニサンのマンダラチャート

大谷翔平君が帰国しました。これから多分日本のテレビや宣伝にひっぱりだこになるかと思いますが、なんとか少し日本の柔らかい空気で英気を養わせて欲しいと思います。すごいことをやってのけて、オリンピックも楽しかったですが、同時進行の彼のホームラン競争には毎朝ドキドキし、10勝ラインにもドキドキしたシーズンでした。オリンピックをきっかけに、バブル方式とか言ってもどんどんうなぎのぼりに患者数が増えてくる暗い社会とくらい首相の記者会見の雰囲気を吹き飛ばしてくれたこと、これだけで国民栄誉賞や国家予算の1000分の一くらいをボーナスであげても良いのではと思ってしまいます。

さて彼の高校時代のことなど色々テレビ番組で放送されていますので、皆さんもよくご存知のことと思いますが、知らなかった、よく見てなかった人のためにこの話題を出します。

彼が高校時代に夢としたことが「8球団からドラフト1位で指名されること!」 甲子園本番に出ていないのにすごい夢を持つ人ですね。それを叶えるための要素として8つのことを挙げています。さらにそれを満たすための行動目標をさらに8つあげて実際の行動に反映させていているのは、彼の日常の所作や昨年からこの一年への体の変化を見ればわかると思います。

2010年12月とありますから今から11年前、すなわち彼は1994年7月生まれとのことなので、17歳ばかりの時にこれを書いたというから 本当に驚き。さらにそれを着実に実行できているというのも、生来怠け者の自分では想像もつかないことです。。本当に。

「凄い」という言葉しか出ません。彼は高校の間にこのようなチャートを16枚書いたそうです。

内容を見てみましょう。8要素のうち5つは一流のプロ野球選手になるのに必要な要素なので、脳神経外科医や医師としての診療力の向上のヒントになるかもしれません。それぞれ当てはめて何が自分に合っているか考えてみましょう。残りの3つはものすごくて、それだけですぐに私たちの生き様を変えてくれそうです。

メンタルを強化するためにすること:

  1. はっきりとした目標目的を持つ
  2. 一喜一憂しない
  3. 頭は冷静に心は熱く
  4. ピンチに強い
  5. 雰囲気に流されない
  6. 波をつくらない
  7. 勝利への執念
  8. 仲間を思いやる心

人間性の向上のためにすべきこと、持つべきこと:

  1. 感性
  2. 愛される人間
  3. 計画性
  4. 思いやり
  5. 感謝
  6. 礼儀
  7. 信頼される人間
  8. 継続力

運を掴むためにすべきこと:

  1. あいさつ
  2. ゴミ拾い
  3. 部屋そうじ
  4. 道具を大切に使う
  5. 審判さんへの態度
  6. プラス思考
  7. 応援される人間になる
  8. 本を読む

学会でもよく言われますが、明日からの日常に生きるような格言の数々。。彼はどんな指導者、親に教育を受けたのか知りたくなりますが、我々も少し 爪の垢ほどでも見習うと、人々に貢献できる医師になれるかもしれません。

そのほかの要素もぜひ自分の生き方に当てはめてみて考えてみましょう。

マンダラチャート作ってみてはいかがでしょうか?

ビジネスに活かす例なんかが紹介されています。それを実行できるか出来ないかは、それこと継続力 でしょうか?

その他山田詠美さんが我が家のオオタニさんという記事を日経に載っけていたので、合わせて紹介します。アメリカ朝顔のことです。つるが絡まることろが無くて、自身のつる同志で絡まり合って太い幹を作ってしまったとのこと(笑)。本当にオオタニさんですね。

若い諸君も脳外科のオオタニさんを目指して、、、

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