2018. 03. 01
生命倫理について思ったこと
近頃、様々な研究をする上で色々な決まりを勉強しなければならないことが多いと思います。CITI Japanというサイトや以前はICRというサイトで自己学習をして証明を取らないと研究の申請もできません。
また一方で動物実験をする上でも、動物愛護の観点から、無痛の手技が求められ、実験に用いることのできる動物種も数も多くの制限がかかっていること、研修を受けないと実験もできないことをご存知と思います。
生命倫理の4原則というのがあります。
- 人権の尊重、敬意
- 無危害
- 与益
- 正義
という4項目になります。ここでは細かく説明はできないので、インターネットで引いて見てください。
本日朝NHKのラジオで千葉の人からの手紙が朗読されていました。
「母親が末期のすい臓がんに昨年にかかり高齢でもあり緩和医療を求めることにした。さらに闘病中10月に脳梗塞を発症し体の不自由な終末となってしまったが、幸い話ができたので、友人や家族と十分話をして、最後を迎えることができた。ということ。実はこの手紙の人の息子さんが、その10月に交通事故で亡くなっていて、その悲しみが母親にさらに負担をかけたのではないか。
人は必ず死ぬわけであるが、母親のように十分に準備して死ぬことのできる人、突然命を奪われる息子のような人がいる。」
そんな内容でした。あまりにも悲しい話で5時台だったのですが、目が覚めてしまいました。
その前にとても変な夢を見ていました。それも「命」がらみです。
友人と海岸の岸壁で何か食べているんですが、その後建物の中に入ろうとすると、ドアの明かりのところにたくさんの虫がいるのです。当然建物の中に入ると、それらが入ってしまうわけです。
入ったのは大きな蟻だったり、蚊だったり、蛾だったり、ナメクジのようなものだったり、鳥もいたように思います。
それらをことごとく、殺したり、潰したりしているのです。その時の手や足の感触がどうにも嫌で、ふと考える。 というものです。
実は世の中が変わって、人間がとても小さくて蟻のような存在で、他の生き物がとてもおおきく、人間という生き物を忌み嫌って踏みつけていたらどうなるだろう。
今の倫理や決まりは全て人を中心にできています。
動物を実験に使うのは、新しい医療をする上で、また動物を食べるのは食物連鎖の上でしかたのないことかと思います。
一方で、虫も、特殊なものは人によっては非常に高額で購入し飼育している人もいます。蟻も小学生の時に透明のびんで飼っていたこともあります。当然ラットやマウス、うさぎも大事に可愛がっている人もいます。ひと昔前は猫や犬でSpasmや大脳生理の実験をしていた訳ですから、この差は何でしょうか?
ナメクジやゴキブリが人にはとても汚いものに見えても、実は彼らの世界にも序列がありmateもするわけです。彼らにとって人間はどう映るのでしょうか?
やはり生き物はどんなものでも、倫理とまではいかなくても大切に(敬意を持って)接しないといけないのかなと思います。あまり虫を邪険にすると、次の世界では、、、と思います。(と夢で思いました)
とりとめのないお話でした。
高梨さん、小平さん、羽生君、高木さん姉妹、北見の選手たち よかったですね。沙羅さんの飛んだときは涙でした!
「苦労・努力はいつかはなんらかの形で報われる。」と信じます。