当科ではいつでも見学を受け入れています。気軽に連絡をしてください。 病院の手術などの見学には1週間の事務作業期間が必要です。前もってご連絡ください。
当科の研修プログラム詳細はこちらを参照
日本医科大学脳神経外科教室の卒後教育について
日本医科大学脳神経外科では「患者のことを第一に考えられる医師、医療人を育成すること」を最も重要な主眼として教育を行います。 早期から指導医(メンター)を配置し、その指導の元で、各医師の適性および希望に応じて、臨床中心の研修をおこなうこと。および早期から(前期1年目から)大学院入学をして研究面での才能・リサーチマインドを伸ばすことも可能です。 臨床教育は日本医科大学付属4病院を中心に高度な脳神経外科医療、救命救急、さらに地域医療などを習得し、その中で臨床をテーマにした研究も行います。臨床研究をテーマに学位取得も可能です。
大学院での研究
日本医科大学 医学専攻博士課程の目的は、基礎医学と臨床医学の調和的発展と充実を図り、研究者・ 教育者を養成することです。国際レ ベルの研究をめざしてプロジェクト方式を採用し、研究対象によって基礎医学・臨床医学の枠を越えて共同研究が行える体制を整えています。現在進行中の研究テーマは
1. システム生理学教室・東京大学眼科学教室との連携によるBrain-machine interfaceを用いた視覚再建研究
2. 脳腫瘍音響治療の研究
3. 解剖学教室との連携による、ホルモン受容体・遺伝子解析の研究
4. 東京大学疫学教室との協力による医療ビッグデータを用いた研究
5. 東京大学工学部と連携した手術用ロボットの開発研究
などです。
初期研修
医学部を卒業後、2年間の初期研修を受けます。その間に最大3ヶ月の脳神経外科研修を受けることが可能です。一方脳神経の診療を目指す医師には最低1ヶ月の脳神経外科研修、救命救急、神経内科の研修を推奨しています。
研修プログラムの具体的な内容は、各科のプログラム指導者によって作成されます。初期研修終了時に は、卒後教育委員会の最終評価をもとに、病院長が修了証書を授与。この後、さらに研修を続ける者は、引き続き後期研修医として4~5年の教育を受けます。
後期研修制度の基本的特徴
本研修の目的は専門医取得まで一貫した指導方針のもとで研修を受け、高度脳神経外科医療を習得することです。さらに研修期間中にそして明日の日本そして世界の患者のためになる脳神経外科医を目指してもらいます。
そのために必要な知識・精神そして技術を学べる場を提供します。
H23年より開始された日本脳神経外科学会専門医履修プログラム制度、およびH30年より開始される日本専門医機構による専門医制度により、日本医科大学は日本医科大学付属4病院を中心とした脳神経外科専門医研修プログラムとして、専修医の育成を担っています。
教育プログラム内および他のプログラム(救命救急や脳卒中など)と重複研修することにより、個人に適した研修がつめるシステムとなることを目指します。
他の大学や研修プログラムと連携した研修プログラムを組むことも可能としています。
後期研修を終了した段階で、脳神経外科専門医を取得できることを最低条件とし、さらに最短でサブスペシャリティー領域の専門医、指導医も取得できるよう指導します。
1. 医師・脳神経外科医として誇りを持って患者のためになる医療を実施できること。患者第一の基本姿勢をつけること。
2. 基本的脳神経外科手術(テント上脳腫瘍や前方脳動脈瘤、頚部内頸動脈の手術、脊椎の手術アプローチ)をマスターすること。
3. 間脳下垂体腫瘍の内視鏡治療、頭蓋底手術や高度な脳血管障害治療、機能外科、脊椎脊髄手術に参加し自分の将来の方向性を見つけること
4. 脳神経外科疾患・脳神経救急疾患の診療をマスターすること
5. 学術的報告の習熟し、自らの施設、自分の技術を示すことができること
6. さらに、いつも向上、リサーチマインドを失わず、学位取得に向けて準備をすること
を主眼としてプログラムを進めます。
大学病院では、脳腫瘍(間脳・下垂体腫瘍、良性頭蓋底腫瘍、悪性脳腫瘍)、脳血管障害、機能外科、脊椎脊髄手術など高度な診療技術を要する脳神経外科疾患の治療を東京、千葉、神奈川に及ぶ地域の4付属病院で年間1100件行っています。また関連施設ではサイバーナイフ、ガンマナイフなどの特殊治療も行い、プログラム全体では年間3000件を超える手術をしています。
現在4付属病院に勤務するスタッフは40名超でそれぞれの専門領域の教育を担当している。
また120名を超える同門の脳神経外科医が全国で活躍しています。
2013年4名、2014年1名、2015年1名 2016年2名、2017年2名(10名)の後期研修医を受け入れました。
研修状況
2018年時点で過去5年間の入局者数は13名です。出身は日本医大出身7名 他大学出身6名です。当教室の基本方針として、入局2年間は大学附属病院において、脳神経外科診療の基本を研修していただきます。当直は基本Primaryの施設では週1および週末月1回を基本としますが、プログラムの状況により増減があります。また収入を確保するための外勤は専門医前は週1~2コマを原則としています。
研修制度の概要と教育プログラム
日本医科大学は千駄木付属病院本院を基幹施設とし大学付属4病院を中心に19の病院を含む脳神経外科研修プログラムを構築しています。他のプログラムまた特色ある病院との連携も積極的に行い質の高い教育を実践できるプログラムを構築しています。
早期からメンター方式をとり、”MAN TO MAN”かつ上級医が若手を教えまた学ぶ 「屋根瓦式」の特徴をもつ教育法をとっています。
早期に脳神経外科医としての基礎をつけ、さらに高度な医療技術と精神の獲得を目指す人には最適なプログラムとなるよう目指しています。
豊富な良性脳腫瘍、脳血管障害、脊椎・脊髄・末梢神経疾患、機能性疾患の治療などから、脳神経外科の基礎を学びます。すべての領域に高度な知識と技術をもった指導医がおり非常に層の厚い密な訓練・指導がなされます。
脳神経外科専門医取得を第一目標としますが、同時にリサーチマインドを育成し、学位の取得も専門医と前後してめざしてもらいます。さらにサブスペシャリティーを強化しその領域での専門医・指導医取得を目指します。
HANDS ON COURSE
また一般学生も参加できるマイクロサージェリー練習コース、日本医大の学生さんのみ参加できる脳神経解剖を学ぶためにカダバーコースも実施しています。
下記の予定を掲示しますので、参加希望の方は、医局長までご連絡ください。
予定 2018年8月25日26日 頭頸部頭蓋底 脳神経解剖実習コース (日本医科大学学生、研修医のみ参加可能)
2018年9月1日2日 脊髄・脊椎 脳神経解剖実習コース(日本医科大学学生、研修医のみ参加可能)
過去のコース/写真
第1回日本医科大学脳神経外科
Wet Labo 脳動脈瘤モデル手術練習コース
2018年2月12日(月曜、休日) @横浜新緑病院 参加人数:15名
開頭の指導(動画)
クリッピング!(動画)
5minマイクロ選手権
模擬血管(φ1mm)を固定し、5分間で直切開、縫合をしてもらい、一定の基準に乗っ取り当科で脳血管外科指導医をもつ森田、水成、玉置、村井の4名で点数をつけて評価します。
半年でしっかり進歩してくる先生もいます。
評価の場面:参加皆がWatchする中で操作をするのはかなり本番に近いストレスになります。
ドライラボコース
定期的にドライラボまた豚を用いた手術シミュレーション実習を行っています。
2013年11月
2015年2月のコース
須賀川でのコース
TSC手術実習コース March 2015
ドリリングの実習
医学部生の基礎研究配属
ロボットの研究、脳腫瘍の音響療法の研究に従事し、全国学会、および日本医科大学学会で発表してもらいました。